ジャグマスターを改造するぞ レベル2

しばらく忘れていたけど、改造レベル2です。
先に言っておくと、この時点で結構満足できるレベルです。
また、先立つモノがないので、一旦これで終了ということで。
今回のレベル2はナット、ブリッジ、ペグの交換ですね。
目的は「サスティーンがもっと伸びるようにする」です。
なんか、ツルシのままだと、ビックリするくらいサスティーンがないんですよ。
つまり、音が伸びない。なので、これを改善してやろうと。
あと、チューニングがアームとか特に使っていないのに、すぐに狂うので
ペグもロック式にします。

というわけで、今回用意した物。

・tasqのサドル
 人口象牙のサドルです。安くて、サスティーンの伸びがよくなるらしいです。
 最初から溝も入っているし。本当は自分で削るほうが良いのだけど、
 削るためのヤスリが高いんですよ(T_T)

・Gotoh製ロック式ペグ(SG360-MG)
 本当はSG381が欲しかったんだけど(大きさが違う)、在庫がなかったので。
 まぁ、特に問題はないです。

・ブラス製サドル
 これもGotoh製10.5mmピッチです。オリジナルがそうなんで

・プラス製ブロック
 シンクロナイズドトレモロブリッジの下部にあるオモリです。
 これがそこそこ重いほうがサスティーンは伸びるらしいです。
 でも材質にも影響される。
 というわけで、通常は鉄製に変えるのですが、今回は真鍮製です。
 真鍮はシンバルや金管楽器にも使われていることからもわかるように
 振動を伝えやすいのです。


-まずはブリッジから

これが今回用意したブロック。アメリカから直輸入しました。
10.5mmピッチのブリッジなんて昔の日本か韓国かメキシコ(とアメデラ)ぐらいしか
使っていないのに、なぜか日本では売っていないんだよね。おかしいね(^^ゞ

こんなにオリジナルとは厚さが違うのです。これは楽しみ(^^)
で、付けてみたのですが

アームを付けるところの穴がズレてる・・・
どうやら中国産ジャグマスはメキシコ製と同じ穴の位置みたいです。
まぁアームは使わんので、このまま行きます。
で、サドルもセットして設置・・あれ?

長さがちがう・・・。
付けてみると、1ミリ程度はみ出しますorz
うーん、まぁ蓋も何とか付くしいいや(^^ゞ
でついたところ

まぁ、問題なしです。


-ナットの交換
 ナットはネックのヘッド部分にある弦の枕ですね。
 オリジナルはマイナスドライバーを当てて、ハンマーで
 コンコンっと外してやります。
 で、買ってきたTasQのナットをそれに合わせて削ります。
 ちょいちょい微調整して、はめ込み。これもゴムハンマー使います。

ま、危なげ無く、うまくつきましたね。


-ペグの交換
 まず、ダイキャスト製のちょろいオリジナルペグを外します。
 で、買ってきたペグを装着。
 幸い、穴の径は同じだったので、ほぼ無加工でつきました。

 でも、元のペグにはネジ止めがなかったので、
 定規でまっすぐに向きを合わせた後、100円ショップで買ってきた
 3ミリのピンバイスで下穴を開けます。
 このネックの材料であるハードメイプルはメチャクチャ固い木材なので
 これをやらずにネジが中折れする方が続出しているらしいです。
 木のほうが割れちゃうこともあるしね。

 というわけで、これも危うげなく装着完了。


-おまけにあれを・・・
 ついでに東急ハンズで2ミリ厚の真鍮板を買ってきました。
 で、作ったのがこちら

 真鍮製のネックプレートです(^^)
 これ買うと材料代の5倍の値段するんですよ。
 まぁ、それなりの苦労はしますがね。
 ただ、穴あけに失敗。ちょっと斜めになってますorz
 次回作るときには、タボ穴あけ用のマーカーがDIYショップで売っているので
 それで穴を合わせて開けるつもりです。


-結論 結局どうなったの?

 いやービックリするくらいサスティーンが伸びました。
 音も変わるかなぁと思ったけど、あまり変わらなかったです。
 若干高音よりにはなったかも。
 あと、ロック式ペグのおかげで現交換が楽に、かつ、チューニングがかなり安定しました。
 ブロック式のブリッジサドルのおかげで、ブリッジミュートも痛くない(w
 そして、生鳴りもよくなって満足。弾いているときに木が振動しているとかなり快感です(^^)

さて、次回は・・・壊れたSTMを修理、改造します。STMはその昔にフェンダージャパンから出ていた
ミディアムスケールのストラト。詳しくは次回に解説します。

ではでは