壊れたSTMを改造するよ 〜序章

-例によってSTMについての予備知識

ジャグマスターの改造は(予算の関係で(T_T))ちょっとおいておいて、今回は不具合が出まくっているSTMの改造です。
STMは十数年前にフェンダージャパンがだしていたミディアムスケールのストラトキャスターのこと。
詳細は以下のページを参考にしてください(例によって無断リンク。不都合だという連絡が来たら消します)
STM-DSC
http://homepage3.nifty.com/room314/abfjmsg.htm
まぁ手抜きです(°O゜)☆\(^^;) バキ!

-STMへの思いと現状

で、このSTM。ネックは薄く、細く。ボディが心持ち小さく出来ている。だから、タッパがなく(T_T)、手が小さく、指も短いおいらには実に弾きやすい。手が小さいなんて気のせいだよという人もいるだろう。
 まぁ実際、普通の大きさでもギター引き始めると「自分は手が小さい」って言い出す人結構いるんですよ。でもね。学生時代に身長140センチ台の女の子と手の大きさを比べたときに同じ大きさだったんだよね(;_;)。
そういや、ずっと前に楽器屋の兄ちゃんに「手が小さいんだ」と話したら、「俺も手の小ささでは負けませんよ」なんて言われて比べたことがあった。
当然、俺のほうが関節一つ分も指が短かったのです(T_T)

閑話休題

 と、そんな自虐的な思い出はおいておいてと。あまりストレッチなコードは押さえられないけど、別にロングスケールのストラトだって今は弾いてしまう俺ですが、やっぱりギター始めたばかりの頃に色々と慣れさせてくれたSTMには少し愛着があるのですよ。

 で、このSTM。正式な型番はSTM-65R(もしかしたら650かもしれない)というやつです。上のリンクにも出ていないぐらい珍しい機種で、ブリッジにはタケウチ製のFender Streamというフロイドローズタイプのものが使われていました。
ちなみに、デフォルトだとH-S-Hで1Vol,1Toneなのですが、この機体はSSSの1Vol,2Toneに変更されていました。

 で、以下が在りし日のうちのSTM君です(w

型番はネックの裏に記載されていました

 このフロイドローズタイプのブリッジって、見た目はなんかゴテゴテしていてかっこいいし、アームを使ってもあまりチューニングが狂わないのがよい。しかーし! 弦の交換やチューニングが面倒なのです。チューニングにいたってはオクターブチューニングまで含むと1日では終わらないレベル。もうこれがイヤでイヤで・・・。
 まぁ、それでも愛用していたのですが。ある日、何時まで経ってもチューニングが合わないのでおかしいなぁと思っていたら、このブリッジを支えている二本の支柱(スタッド)のうち一本がバキッと倒れていたんですね(T_T)。
上の写真でもブリッジが右上に傾いているのがわかると思います。ピックガードで支えられてなんとか形になっているだけなんですね。開けてみたら、木が完全に割れていました。

はじめはパテで埋めたりとかしていたのですが、結局倒れてきてしまう。しまいにはきつく弦を締め過ぎてネックがおっきしてしまいました。もうこうなったらまともに演奏できる楽器とは言えないです。
 かといって、似て非なるものは売っていても、同じような新品は売っていないし、中古はプレミアついちゃって高い。
当然、色々と分かってきた今では、このスペックであの中古価格はないわ〜とか思っているので、新しく買う気にはならない。
 というわけで、ある日、奇跡的にフツーのSTMのネックを比較的安く入手できたこともあって、復活の改造をすることにしたのです。

相変わらず、長い前置きですいません(°O゜)☆\(^^;) バキ!