シールドを自作したらば安かった その0

 今回は、端的に言うと「ギター用シールドケーブル作成講座」です!
 ちょっとした機会があって、シールド作成の機会があったので、
ついでに写真をとって、記事にしてみました。
 ちなみにギター用シールドケーブルのことは、一般的に
「シールド」と略して言いますが、これはシールドケーブル=同軸
ケーブルの略ですので、その手の専門家にはうるさく言われるかも? テレビのアンテナ線もシールドケーブルですから、普通の電気屋
んに「シールドケーブルください!」というと、アンテナ線がでて
きます。当然、中の芯線が「より線」ではなくて単芯ですから、
「曲がらない〜」っていうことになります(笑 まぁ音も良くないん
じゃないかな? 暇な人はテレビのアンテナ線でギター用シールド
作ってみてもいいかな。

 今日も余談が絶好調だヘ(。。ヘ)☆ヽ(^^;)バキ

 それはともかく、以降は
ギター用シールドケーブル>シールド
ケーブル本体>線材
といった用語で説明していきますので、よろしく。

1.材料を揃えよう

・線材
 初心者は1芯を選択することをおすすめします。
 作業が格段にやり易いですからね(^^)
 線材の中で、定番とされるのは、

BELDEN(ベルデン)
 #8412(2芯)

 #9395(1芯)
BELDEN 1芯シールド(ギターシールド) 9395-5m
 #9778(1芯)
BELDEN 1芯シールド(ギターシールド) 9778-5m

・モガミ
#2524(1芯)

これは完成品ですが・・・

 他にも、カナレ、オヤイデがよく使われます。
LAVA CABLEというマニアックなメーカーもありますね。
線材選びは後述する通信販売のページなどにあるレビューや
ブログなどを参考にしてください。
 ただし! 線材の選択はあくまで自己責任で行ってください。作ってみたら、
全然違う印象だったということはよくあります。イメージに合わな
かったからと言って、自分や各レビュワー、ブロガー、業者に文句を
言わないでくださいね。


・プラグ
 いろいろな種類、色、形状、機能を持つプラグがありますが、
定番はスイッチクラフトの#280です。

ギター用ならストレート型プラグにしましょう。
エフェクタをつなげるパッチケーブルは省スペースのためL字型ですね。
SWITCHCRAFT L PLUG #226 L型 プラグ

SWITCHCRAFT L PLUG #226 L型 プラグ

 また、絶対にモノラルプラグを選んでください
ステレオプラグにしても意味はありません。
むしろ害になることがあるかも。
※このプラグ、販売場所によって価格が結構上下します。
だから何とは敢て言いませんが。

・ハンダ
 半田付けが必要なので、ハンダは必要ですね(^^)
おすすめはアルミットというハンダです。
作業がしやすくて良い奴です。自分が知っているエフェクタ作り
とかを生業としている人は、ほぼこれを使っていますね。

また、ギター系だとケスターというのもよく使われます。
SAMURAI Sound Kester44/2m

SAMURAI Sound Kester44/2m

 銀ハンダはおすすめしません。溶けにくいし、
音も硬い気がします。
初心者向けとは言えないです。

2.使用する道具

使用する道具です。中には100円ショップで揃うのもあります。
高級な道具は特に必要ありません。

・はんだごて
 40wくらいのものを用意してください。種類は問いません。

コテ台
 ちゃんと差し込んで置けて、台に洗浄スポンジが付いている物を
推奨します。乗っけるだけのだと、結構落ちそうになります。

goot はんだこて台 ST-11

goot はんだこて台 ST-11

・カッターとはさみ
皮膜を剥くのに使います。専用の道具もありますが、とりあえず
これで大丈夫。

オルファ(OLFA) アートナイフ 10B

オルファ(OLFA) アートナイフ 10B

・ラジオペンチ
プラグの爪をカシメるのに使います。今回は細かい作業はしないので、
普通のペンチやプライヤーなどでも良いです。

TTC ラジオペンチ JIS 150mm RP-150

TTC ラジオペンチ JIS 150mm RP-150

・1/4プラグ(メス)を使用した、いらない機材 or ヘルパー
半田付けの際に、プラグを固定するために使用します。なければ
少年〇〇的な分厚い雑誌でもよいです
(ページの間に挟んで固定する)。
ヘルパーというのはこういう感じのものです

TRUSCO(トラスコ) スタンドルーペ クリップ付 TL-CS65

TRUSCO(トラスコ) スタンドルーペ クリップ付 TL-CS65

このクリップにプラグのクビレを挟んで固定します。
レンズがついてないものもあります。

※あったほうが良い物

・はんだ吸収線
 失敗したときに、余分なはんだを吸い取って外します。

・電流計
 導通チェックテストができるものを購入しましょう。
 ギター系電子工作なら、アナログ式が良いです。
 もちろん、ちゃんと接続できているかチェックするために使います。
(STRAIGHT/ストレート) アナログテスター 15-360

(STRAIGHT/ストレート) アナログテスター 15-360

・コードストリッパー
 皮膜向きです。外の皮膜はカッターでも簡単に剥がせますが、
芯材はこれがあると、圧倒的に作業が楽になります。
[rakuten:knp:10004554:detail]
これは外被膜用に使えるかな?
[rakuten:soho:10032238:detail]


3.通販のお店
 
 これらの材料などを通販しているサイトをいくつか紹介します
もちろん、アマゾン、楽天等でも販売はしていますが、
下のサイトほうが種類が多いです。

モカ電気:http://tomoca-shop.jp/shopbrand/062/Y/
オヤイデ電気:http://oyaide.com/catalog/categories/c-164_210_168.html
サウンドハウスhttp://www.soundhouse.co.jp/

レビューがあるサイトもあるので、参考になりますね。

道具はアマゾン、楽天、近所の100円ショップ、ホームセンター等で
手に入るものばかりです。
適材適所でお得にお買い物してください。

とりあえず、これで準備はOKです。
 さて、本来製作工程まで行くつもりでしたが、結構長くなったので、次回にします (。_゜☆\ バキ