はじめてのエレキギター選びを書いてみた その4

 思ったより、量が多くなってしまったので、どうしよっかなーとか思っているうちに、すっかり間が開いてしまった俺です(°O゜)☆\(^^;) バキ!

 今回は一所に買うといいと思うよ、周辺機器から「アンプとシールド編」です。エレキギター単体とチューナーだけ購入しても練習はできるます。ちょっとしたサイレントアコギですね。でも、ちゃんと鳴らしたほうが楽しいですから、やっぱり、少しずつでもいいですから、揃えていきましょう。
 チューナーに関しては前回の記事を参考にしてください。安いのと高いのの差は、反応の速さと性能と見やすさです。最初はそこそこ安いのでもいいと思います。

・アンプ

■アンプの概要

 いわゆるアンプ=ギター用のスピーカーです。いや、厳密に言うと、違うんですけどね。アンプにはスタックタイプとコンボタイプ。そして、真空管(チューブ)方式とトランジスタ方式に分類されます。まぁスタックタイプのトランジスタアンプって知りませんが。
 真空管アンプはその名の通り、真空管を使ったアンプです。真空管トランジスタってどちらもパソコンのCPUのご先祖様みたいなものです。ICやLSIやCPUの中にはちーさなトランジスタとかがいっぱい入っていると思ってください。しかし、現在真空管はほぼ電気製品には使われておらず、トランジスタはそれなりに使われています。何が違うか・・・。そう、価格と使いやすさと寿命です!
 簡単に言えば、白熱電球とLED電球みたいな関係です(あ、LED電球は価格が高いか)。

例によって、商品リンクで外観を紹介しましょう(^^ゞ

・スタックタイプの真空管アンプ

ご覧のとおり、2階建てないし3階建てになっています。良くステージとかで見ますよね。
上がプリメインアンプ。ヘッドとも呼びます。下がスピーカ部分。キャブとも呼びます。

・コンボタイプの真空管アンプ

Marshall MA50C

Marshall MA50C

一体型になりましたね。でも、まだ結構大きい。そして高い。
(上のもそうですが、これでも安いほうなんです)

トランジスタアンプ

Marshall MG15FX

Marshall MG15FX

このへんがおすすめです。
おねだんもグッと下がりましたね(^^)

 なにが言いたいかというと、真空管アンプトランジスタアンプではトランジスタのほうが圧倒的に安く、使いやすいのです。だから、初心者はトランジスタアンプを選びましょう。
 一応フォローしておきますが、真空管のほうが一般的に温かい、いい音がすると言われています。音を大きくしていくと、真空管の容量を超えるため、音が歪んできます(「歪み」は「ゆがみ」ではなく、「ひずみ」と読みましょう)。それが、エレキギターのジャ、ジャーンという音になっていくわけですね。
 しかし、真空管は予熱が必要なので、使用するときに時間がかかります。そして、操作も面倒です。さらに、寿命が短いので、時折交換してやる必要があります。コレも面倒ですよね。そして、パーツの大きさの都合上でっかいです。
 もちろん、熱を持ちますから、狭くて散らかっている部屋においておくと火事になるかもしれません。また、前述したような仕組みで音が歪みますから、田舎の一軒家か防音室がある裕福な方以外は、ご近所迷惑なくらい音を大きくしなくちゃいけない(イヤホンジャックはついています)。

 あ、インピーダンスが違うので、オーディオ用アンプやラジカセにつないではダメですよ(^^ゞ 壊れます。


■選ぶ基準
 自分がオススメする選ぶ基準は以下のとおりです

・音
一応、店の人に買った楽器で弾いてもらい、音を確認しましょう。
エレキギターの音で一番変化があるのはアンプです!

・ゲインが付いている
おまけアンプですとゲイン(歪み)がついてないものがあります。
これでは魅力が半減してしまいますので、必ずクリーンとディストーション2つのボリューム(とゲインノブ)が付いていることを確認しましょう。

・出力
大きくても20W以内で十分です。20Wでも床が振動するぐらいの音が出ます。
中には、小さな音でも大きく鳴らした時と同等の音質に出来る機能がついているアンプもありますので、そういう機能が付いている方が良いかもです。

・イヤホン端子
トランジスタアンプでついていないのはないと思いますがね

・AUX(外部入力端子)
コレがあると、曲に合わせてギターを弾けます。
めちゃくちゃテンションが上がりますよ!


■おすすめ機種
ではお勧め機種です。
お金があれば、15,000〜20,000円くらいのものを選びましょう。
出力は20W以下で良いと思います。

・松

Marshall MG15FX

Marshall MG15FX

ロックでアンプといえばMarshall(マーシャル)! というぐらい
有名です。よく歪み、ドンシャリな音だと思います。
 でも、一部の人は、トランジスタのマーシャルアンプはイマイチっていう
人もいますね。まぁ初心者には(?)関係ないです。

今回の一押しです。
 アンプでも草分け的存在なFender社の最新、個人用アンプ。
エフェクト機能がついており、USB端子もありますから、ギターの音をPCに取り込んで、PC上でエフェクトをいじったり、再生・録音もできる優れもの。ソフトもついてきます(Windows用)。
値段も手頃だし、個人的に気になっています(^^ゞ

今回の一押しPart2です。
ローランドは意外とギター関係でスタンダードなメーカーです。
エフェクタのBOSSブランドやUSB入力のエディロールブランドなども
有名です。
 そして、このアンプにはBOSS同等のエフェクタが内蔵されているのです!
いろいろな組み合わせには限界がありますが、他に機材を買わなくても、どんなエフェクタがあるか体感するにも良いです。
 また、部屋用に音をセーブする機能がついていて、良いですし、オプションのフットスイッチを使ってクリーンと歪を足で切り替えることができます。
 自分はこれのいっこ前の型を使用しています。

・竹

Roland MICRO CUBE M-CUBE

Roland MICRO CUBE M-CUBE

 愛称は「まいきゅー」。やはりローランドのアンプ。
上記の20Xとの違いは、出力と中音域(Mid)用イコライザがないこと。
バッテリでも駆動できて、人気のある機種です。

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOXは温かいクリーントーンが良いですね。クラッシックな外観も好感がもてます。価格もかなり安いです。反面、あまり歪みません。
強く歪ませたい場合には別途エフェクタが必須です

・梅

VOX ヴォックス ヘッドフォンアンプ amPlug アンプラグ (Lead) AP-LD

VOX ヴォックス ヘッドフォンアンプ amPlug アンプラグ (Lead) AP-LD

VOX ヴォックス ヘッドフォンアンプ amPlug 専用キャビネットスピーカー (amPlug Cabinet) AP-CAB

VOX ヴォックス ヘッドフォンアンプ amPlug 専用キャビネットスピーカー (amPlug Cabinet) AP-CAB

野村義男さんも家で愛用しているというセット(^^ゞ
まぁこれでも良いです。予算がないなら、上だけ+イヤフォンでも良いです。
色々種類がありますが、AC30はあまり歪みません。AC30=オーバードライブ、Lead=ディストーション、Metal=faz ぐらいの歪み方じゃないかな。faz(ファズ)ぐらい歪むともうノイズにしか聞こえなくなる可能性があるので、メタラー以外はあまり汎用性がないかも。いや、予想です。

■アンプは絶対必要でもない?

 実は最近は技術も進んできておりますので、上のようなアンプでなくてもギターの音を出すことは出来るんです。ただし、そのほうが安いとは限りません(^^ゞ

・アンプシミュレータ(ハード)

様々なアンプやエフェクタをシミュレートする機械です。
ここに直接ヘッドフォン等を接続します。
この機種だとPCにも接続できますね。
ただ、アンプより高いな(^^ゞ
このPODシリーズだと、X3とXD以外は音が硬すぎると言われていますね。

VOX ヴォックス 真空管搭載 マルチ・エフェクター Tone Lab ST

VOX ヴォックス 真空管搭載 マルチ・エフェクター Tone Lab ST

どちらかというとマルチエフェクタに近いかもしれないです
こちらは結構安いし、ペダルも付いているから良さそうですね。

USBオーディオインターフェース+アンプシミュレータ(ソフト)

LINE6 POD STUDIO GX

LINE6 POD STUDIO GX

USBでPCやMacに接続し、付属ソフトを使用してギターを鳴らします。
設定はやや面倒なので、PC関係に強いなら、結構おすすめ。
 これは個人的にも愛用しています。USBインターフェースとしては入力が少ない分安いですし、結構良いですよ。

・マルチエフェクター+ヘッドフォン
最近のマルチエフェクターはヘッドフォン端子やUSB端子が付いているんですね。場合によってはこっちのほうが良いかも?

BOSS Guitar Multiple Effects ギター用マルチ・エフェクター ME-25

BOSS Guitar Multiple Effects ギター用マルチ・エフェクター ME-25

ただ、マルチエフェクタやアンプシミュレータは結構操作が覚えられないかも。機械音痴なら、迷わずシンプルなアンプを選択したほうが吉です


・シールド

シールドケーブルとはギターとアンプやエフェクタを接続する線のことです。
正確にはシールドケーブルとは同軸ケーブルそのもののことです。
 個人的には自作をお勧めしますが、最初は購入でもいいのではないでしょうか。安いのだったら、楽器店がおまけしてくれるかもしれませんが、2,500以上ぐらいを目安に購入したほうが良いかもしれません。
下記の紹介は3,500円前後ですが、市販されている中では評価の高いシールドだと思います。
あ、長さは部屋の中で使うとしても3m前後をお勧めします。

Monster Cable M ROCK-12 ギター用ケーブル 【国内正規品】

Monster Cable M ROCK-12 ギター用ケーブル 【国内正規品】

自作に関しては過去記事シールドを自作したらば安かった その0 - 彩庵草子を参照してください(^^)

次回へ続く(!?)続きませんでしたヘ(。。ヘ)☆ヽ(^^;)バキ