子猫的な? Fuzz(ファズ)をつくってみたよ

 久しぶりの更新ですヘ(。。ヘ)☆ヽ(^^;)バキ

 さて、今回は、お手軽なエフェクタづくり。
歪み系エフェクタでは最も古参であるファズです。
 その昔(というか小学生ぐらいのころ?)、エレキギターの音ってノイズばっかでよくわからんと偏見を持っていた次期があったのですが、その原因がファズ。まさか、それを自分で作るとは夢にも思わなかったな(^^ゞ

 実のところ、ファズはBigMuffというのをもってます。ビンテージじゃなくて、現行のちょろいやつです。こいつが、なんというか、硬い音でいまいち好みじゃないんですよね。まぁ調整(音作り)すれば、それなりにキライじゃないんですが。
 よくファズの音を表すのにブリブリした音といいますが、このBigMuffはバリバリ、ガリガリという音が出ます(ビンテージ系やロシア系はもっと違う音が出ます)。特に低音だけ突出してガリガリ言っている感じ。その音の境に壁がある感じがちょっと嫌だったのです。
 で、もうちょっと平均的に歪んで、ブリブリ系なファズが欲しいな。でもお金ないな。なんだ、意外と回路は簡単そうだな。じゃ、作るか! といった経緯で作ることにしました(^_^;)

底本は例によってこいつです

これはなかなか良い本です。
パーツ等の基本的な説明、ハンダ付けやケースへのパーツの組み付け方。
そういった基本はもちろん、作成するエフェクタも比較的パーツ点数を少なく、かつ、すべてトゥルーバイパス仕様。そして、ものによっては改造する場合はどうするかまで書いてます。特に電子工作初心者のかたはオススメです。

 実はなんどかMXRサイズのケースを使ってエフェクタを自作し、その狭さに閉口しています。考えなしに組み付けて電池が入らないとか(^^ゞ(そして、失敗したままなので、記事にはせずにほったらかしです)。
 というわけで、今回は100均でちょっと大きめの缶ケースを探すことにしました。
ベコベコだけど、ちゃんと導通するし、悪くはなかったです。
 
さて、いつもなら、ここで製作工程を説明するのですが・・・
すいません! 写真取り忘れてましたヘ(。。ヘ)☆ヽ(^^;)バキ

というわけで、中身はこちら!
ごっちゃごっちゃですね! また、ハンダ付けもキッタナイです。参考にならないで、サーセン(^^ゞ
 このFUZZ、見ての通り基盤を使っていません。故に、初心者でも比較的作りやすいと思います。
 ちなみに上記底本から、R1だけ100KΩにして5000pfくらいのセラコンを並行に配線しています(パラっている)。というのも、元は68kΩだったのですが、これだとフルテンにしないと歪まない。かつ歪が足りない。と不満だったから。
 ここの抵抗値をすこし高めにしたことで、かなり歪むようになりました。まぁフルテンよりは少し戻したほうが美味しい音になります。
 コンデンサをパラッたのは、ノイズ対策です。いくらノイズを発生させるエフェクタでも、何も触っていないときにザーザー言っているんじゃ、使い物にならんので。
 
で、こんな感じとなりました(もちろん、鳴るまで結構かかりましたヘ(。。ヘ)☆ヽ(^^;)バキ)
ま、見ての通りの外観なので、名前はKitty Fuzzということで(^^ゞ





スイッチを入れると、鼻がオレンジに光ります!(笑 そのために、いつも青色LED買っているのをオレンジのLEDにしたというヘ(。。ヘ)☆ヽ(^^;)バキ



 さて、肝心の音ですが・・・・
一応、大元はFuzz Factoryっていうジミヘンが使っていたやつを元にしているらしいです。俺はジミヘン聞かないんで、よくわからんですヘ(。。ヘ)☆ヽ(^^;)バキ
 とにかく、今まで使っていたBigMuffにくらべて、ウォームな(暖かい・太い)音ですね。歪み具合も比較的おとなしいです。個人的にFuzzだけの歪はそれほど好きではないので、ディストーション(RAT2)と組み合わせて使っています。歪み過ぎて倍音がピーピー言うこともなく、ノイズも比較的少ない。でも、全然歪まないということではないです。非常に使いやすいです。
 
  実は、最初C3(3番目のコンデンサ)をオイルコンでつくってみました。でも、自分の好みには合わなかったです。よりウォームな音を目指す方にはいいかもしれません。ただ、ウォームな音って、行き過ぎるとモコモコした音に感じて、個人的にはあまり好きじゃないです。でも、バンドなんかではちょっと太い音にしないと埋もれちゃうと思います(^^ゞ
 あ、このFUZZはセラコンでも十分埋もれないくらい太いです。でも、物足りない場合はフィルムコンやスチコン、オイルコンを試すのも良いと思います。というだけです。
 というわけで、エフェクタ自作初心者でも比較的作りやすいFuzzの紹介でした(^^)