ディストーションで自作エフェクタ入門 2
いよいよ今回から製作に入っていきます。
さて、書き始めて気付きましたが・・・・
画像をほとんど用意してません!ヘ(。。ヘ)☆ヽ(^^;)バキ
いや、当初は入門とか考えてなかったんです。回をますごとに残念なコトになってしまって、申し訳ない。
でも、頑張って書いていきます(^^ゞ
1.パーツを用意する
まずはパーツを用意します。
なお、この中に書いていないパーツもあります。
・(蛇の目)基盤
まれに穴がつながっているものがありますが、一つ一つ離れているものを購入してください。素材はベークライトかガラスエポキシで良いと思います。
・ケース
アルミダイキャストケースが捗ります。ケースの大きさはMXRサイズ(サイズA)を使うのが一般的ですが、正直かなりギリギリの寸法なので、ちょっと配置を間違うと泣けます。なので、AAかBなどちょっと大きめを使うことをお薦めします。
アルミダイキャストを使うのは通電(と電磁波ノイズ吸収)するからです。つまり、アースを一本省略可能だったりするのです。あと丈夫さ。踏む機械なので、ある程度丈夫な方が望ましいです。
ただ、エフェクタ作りでこのケースが一番高いパーツなんですよね(1000〜1500円ぐらい)。
丈夫さを考えなければ、適当な金属ケースや100均で見つけた手頃なケースでもまったくOKです。
通電等の問題さえクリアできれば、ザクレロのプラモでも、お弁当箱でも好きなの使ってください(^^)
・ボリュームノブ
お好みのものを購入してください。ただし、ムスタングタイプ、ストラトタイプ、レスポールタイプ、スピードノブ、マーシャルタイプなど円筒形に近いものを選ばないと、スペースも取りますので注意!
・ICの部分は前の記事でも書きましたが、ICソケットを使用してください。
後は・・・記事内で気づいた時に書きます(^^ゞ
秋葉原や近くに電気パーツ屋さんがある方はそこで。
秋葉原から遠いけど、ちょっと良いパーツや、近くの電気屋さんで売っていないパーツを入手するには通信販売を利用します。
例:ギャレットオーディオ
エフェクタに使うパーツはここでほとんど揃います
他にも色々あります。
千石通商等のパーツ屋さんの通販などを利用してもよいでしょう。
2.パーツを確認する
パーツが揃っていることを事前に確認しましょう。
できればA4あたりの紙にパーツ名を記載した横に、セロテープで張っておいたほうが良いです。小さい部品が多いですからなくなったり、数値がわからなくて混乱したりしますよ。
3.基盤を切る
基盤のカットはプラカッターと定規で行うとよいでしょう。
使用する穴数を確認してプラカッターで数回削り、後は手でバキッと折ります。
意外と簡単に綺麗に割れてくれますよ(^^)
割った後はヤスリでバリをとってあげると良いと思います。やらなくてもいいですけどね。
4.基板の表面に配線図を写す
こんな感じで油性ペンで配線図を写していきます。色とりどりの油性ペンを用意したのはこのためなんですね。なお、ケチって100円ショップのポスカ買ってみたら、見事に玉砕しました(^^ゞ
なお、間違ったところは無水アルコールを綿棒に染み込ませて拭くことで消すことができます。
5.いよいよハンダ付け
いよいよハンダ付けです。
基盤にパーツをハンダ付けする際は
・低いパーツから行う
・なるべく短い時間ではんだづけする
・ハンダは盛るのではなく流しこむ感じ
あまりついていないと思っても固定されてればOK
・失敗したら、コテで何とかしようとしない。一度ハンダ吸収線で吸ってから、新しくやり直すこと
基本的にパーツと基盤の銅の輪っかを温め、ハンダを流し込む感じです(まぁ自分もうまくないです)。グーグルとかYouTubeとかでハンダ付けを検索すれば、わかりやすい解説があると思います。
とりあえず、低いパーツからということで
1.抵抗
2.ダイオード
3.ICソケット
4.コンデンサ
(セラミック>フィルム>電解の順番で)
5.配線
という順番でハンダ付けしていきます。
1.パーツを所定の穴にさす(向きがあるパーツは向きを間違えないように!)
2.配線方向へ足を折る
きっちり折るようにして、追った先をクリップで固定すると
綺麗にハンダ付けできます。
反対向きなので、折る方向を間違えないように!
3.前述の感じでハンダ付け
4.余分となったと判断された足をニッパで切る
(切った足はよほど短いのでない限りとっておきましょう)
>配線が足りない部分はこの切った足でつなげます
とまぁ、こんなかんじで進めていきます。
こういった配線方法を「ポイント トゥ ポイント」といいます。
見かけは悪いですが、普通のプリント基板より音はいいらしいです。
ただし、あまり複雑な回路には向いてません。
なお、できた後、鳴らないということはママありますが、おおよその原因はこの段階にあります。
・ハンダがちゃんとついてない
・配線が間違っている
・繋がっちゃいけないところが繋がっている
などなど。
次回はケースの用意です。