ディストーションで自作エフェクタ入門 3
◆ディストーションで自作エフェクタ入門 3
基板の方は上手くできたでしょうか?
ハンダ付け汚い・・・とか思ってもくじけないでください。
自分が言うのも何ですが、そのうち多少はマシになります(^^ゞ
いやー、先日、本当に初心者の頃にハンダ付けしたやつ見てみたらあまりの汚さに笑っちゃいましたよ。ほんと。
さて、ひと通り基盤をつけ終わったら、今度はケースのほうを用意します。
材料は以下の通りですね。すでに購入してますよね?
・ケース本体
・モノラルジャック
・ステレオジャック
・DCジャック
・9V電池スナップ
・ポット(今回は2個)
・3PDTスイッチ(9ピンあるフットスイッチ)
・LED
・LED用抵抗
・各種配線材。
皆さんご存知の通り、エレキギターはモノラルジャックを使います。では、なんでステレオジャックが一個紛れているのか。じつはこれ、ステレオとして出力する・・・わけではなく、スイッチ(安全装置?)として使用しています。つまり、不要なときにスイッチが入らないよう、ステレオジャック側(入力側)にプラグが刺さっていなければ電源が入らないようになっています。テストする時、スイッチ押してもつかないからといって焦らないようにしましょうね(^^)
■まずはケースの加工
エフェクタ自作で、2番めに気を使うのがこのケースの加工です。ドリルなどはある意味危険な道具ですし、一度穴を開けてしまうとやり直しはできません。
特に多いのが「電池を入れるスペースを忘れてた」! というやつです。
いや、忘れてなくても失敗します。というのも、エフェクタケース本体にはネジ穴の部分が、裏蓋にも出っ張りがあって、その分を足し忘れて蓋が閉まらなくなってしまうのです。
狭いけど、パーツの配置は余裕を持って行いましょう!
写真ではジャックをおいてませんが、こんな感じで事前にパーツを並べて考えるとよいでしょう。
ある程度のイメージができたら穴を開ける場所を決めます。イラストレータやCADソフトが使える方は利用したほうが綺麗にできるでしょう。無い方は全面にマスキングテープを貼って、上から穴を開ける場所を書き込みます。
これは以前作成した穴あけのレイアウト図の例です(MXRサイズです)。少し改変してますが、ちょっと失敗してた記憶があるので、もう少しスイッチとAC、ジャックの穴を上に配置したほうが良いかも。
ライトの位置をスイッチの横に持って行ったり、ACジャックを上部サイドに持っていったりするのもよいですね。パーツレイアウトも自作の楽しみの一つです。
穴開けの位置が確定したら、いよいよ穴あけです。
穴を開けるときには、まずポンチや釘でガツンと中心を突いて小さな窪みをつくってやってから、ドリルで穴を開けます。大きな穴の場合には細めのドリルからだんだんと広げて行きましょう。
なお、やすいドリルセットだと(?)ジャックやACジャックの入るような穴を開けられません。そういう場合はテーパリーマやステッピングドリルを使って広げてやります。
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実際にパーツを当てながら、少しずつ加工していくのがコツです。
怪我には気をつけてくださいね!
穴を開けた後はヤスリでバリを取ってください。
最後にパーツを穴にはめ込んで(仮止めでね)、問題ないか確認してみましょう。
■ケースの塗装
パーツが問題なく収まったのを確認したら、一旦パーツを外して塗装をします。必要ないと思う方は、飛ばしても結構です。
ケースのデザインも自作の楽しみの一つですので、カッコイイのを作ってください
なお、高いっておいてなんですが、自分のは塗装前に組み付けてしまったので、無地です(せっかくスプレー買ってきてあったのに(´;ω;`))
ラッカースプレーで行う方
1.軽く耐水ヤスリなどでこする
2.中性洗剤を使い、洗って油を落とす
3.ダンボールの中にS字をぶら下げることがデキるようにしたものなどを用意しケースをぶら下げる
4.ラッカーを吹きかける
一気に塗りつぶそうとせず、少しずつ横へ流すように吹き付けます。
乾いたら、吹き付けるという作業を数回行なってください。
一気にやろうとすると垂れますので注意!
5.文字を入れる(筆やサインペンでもインレタでも良いです)
6.(アクリルかポリエステルの)クリアラッカーを吹く
※クリアラッカーではないのは、塗膜が弱いのと、下の塗料を溶かしてしまい汚くなるからです
パソコンで簡単デザイン
1.お好きなソフトで画像を作ります
2.シールか、タトゥーシールに印刷します。タトゥーシールの場合には反転して印刷するようにしましょう(タトゥーシールは少々透けます)
3.貼り付けて、穴の部分を切り抜きます
いわゆる痛エフェクタなんかは、この方法が多いですね(^^ゞ
さて、次回はケース内配線と基盤との配線です