ムスタングの改造したら、苦労した 〜その3

 
 タイトル通り、今回がもっとも苦労した・・・というか、てんてこ舞いを踊りまくった回です。あまりにも、踊るのに夢中になってしまって、写真取るのをすっかり忘れていました。さーせんヘ(。。ヘ)☆ヽ(^^;)バキ

 ということで、本当はクライマックスのはずなのに、写真なし、短めでお送りいたします。


 前回、PUとポットを交換し、ハイパス(スムーステーパーボリューム)とアースを増設したが、音がでないという所で終わったと思います。あれ? アースの増設は書いたっけ? 

 通常、ムスタングのプラグにアース(コールド)はつながっていない(コントロールパネルが金属製なので、アース配線の代わりをしているため)のですが、プラグやコンパネの錆、汚れなどによりアース不良が起きる可能性があると考え、実配線を増やしたのです。

 ついでに、プラグも通常のスイッチクラフト#11モノラルではなく、#12ステレオにしました。なぜモノラルのギターにステレオプラグ? と思われる方、多いでしょうね。また、そんなことしている人は少ないと思います。

 見て分かる通り、モノラルジャックは先端に線が一本。ステレオは2本入ってますよね。つまり、先端(ホット)と胴体(コールド)で配線が分かれているのです。ステレオはホットが2系統ですね。
 で、ギター用のシールドケーブルはモノラルですから、二本目の線は入っていない。つまり、あえてステレオプラグを用いると、二本目の線は胴体に接触します。つまり、ここにつなげても、ホットにはならず、コールドが1系統増えるわけですね。で、回線が増える分アースの通り道が増えて、ノイズが減るというわけです。

 導電塗料とか塗ると(今回のムスにはすでに塗られてましたが)、ハイ落ちするので、ハイ落ちをさせないようにノイズを減らすための工夫です。自分では効果があると思うのですが、どうでしょう?


閑話休題

 さて、音がならないムスタン。どこかで配線を間違えたかと、あちこちにテスターを当ててみたり、配線図とにらめっこしてみたりしてもだめ。

 そこで、ついでとばかりにPU切り替えスイッチをしょぼいフェンジャパ用とスイッチクラフト製に交換することにしました。まぁシャッターが付いていれば国産でも良いと思うんだけど(そのほうが圧倒的に安い)、気分的に(^^ゞ

 ちなみに、ムスタング用のスイッチって8本足なんですけど、真ん中の足は繋げちゃうので、6本足のON-OFF-ONスイッチで十分使えます。というか、そのほうが変な回路が少ない分、良いかもしれない。と後日思いました(;・∀・)

 さて、苦労して、スイッチクラフトのスイッチに変えて見ましたが、やはりうんともすんとも言わない。あちこちテスターを当ててみるが、ちゃんとつながっているらしい。そういえば、PUを通すとならない。まぁ弦が振動していない時のPUってただの抵抗ですから、当たり前なんですけど、焦っていると、そんなアタリマエのことも疑ってしまいますね。でPUも付け直してみたり、配線を位置からやり直してみたり。


 この段階で、せっかく綺麗に配線したはずの線材のあちこちに焦げ跡がorz でも、極力再配線時にはんだは吸収してヤスリがけしてからやり直しました。配線を単純化した状態で、つなげて見ました。やはりだめ。そりゃ配線自体は合っているはずなんです。こりゃ、ポットかスイッチかPUを壊したか? 買い直しか?


 文章で書くとあっさりしてますが、これで3日悩みました(;・∀・) そこで、古いポットとジャックにPUをつなげてみます・・・音が出る。いよいよこれはポットかスイッチが・・・ポットの端子にテスターを当てて、ノブをいじってみる。普通に抵抗値が変わる・・・生きてる・・・じゃなに?

 そして、ぼーっとしながら、ジャックを付け替えたプラグに抜いたり挿したりしているときに気づきました・・・
ホットとコールド逆につけてる!orz
 先ほど記載したように、今回会えてステレオプラグを使用しているのですが、ホットが長いコールド側につながっていました。そりゃ音ならないよ・・・。
 上手く動作しないときは近くの場所から! これ鉄則。でも、まさかここまで足元だったとは・・・

 で、付け直したら、普通になりました。今までの苦労は何だったんだ・・・(T_T) さらに、追い打ちをかけるように・・・音が気に入らない。オイルコンのせいか、PUが合わないのか。とにかく気に入らない。なんかモコッているし、フェイズサウンドもあまりホワホワしない。評判が悪いフェイズサウンドですが、個人的には結構嫌いじゃないんです。まぁバンドの曲とかでは使えない音だよねぇ。

 で、結局、PUを元に戻しました。このPU、外観はしょっぱいけど、俺は嫌いじゃないぜ( ー`дー´)キリッ
 おそらくフェンジャパのMG-Vintageだと思うんですけどね。


 で、トーンキャパシタを手持ちにあった謎の0.022μFのフィルムコンに変更。オイルコンよりはましになったけど、まだ、ダメだな。それに0.022だとトーンの効き幅が狭いや(´・ω・`)

 で、最終的に0.047μFのセラコンにしました。うん、やっぱこれかな。って感じ。で、恥ずかしながら、最終段階でのコンパネが写真のような感じです。あぁ、もう汚いなぁ・・・
 今後はあまり焦げないように布巻線使おうかなヘ(。。ヘ)☆ヽ(^^;)バキ

ついでにノブをスピードノブに代えてみました。こういうのも悪くないんじゃない? なぜか、購入したときにはストラト用のノブがついていたのですが、ストラト以外にコレが付いているのってなんか嫌なんですよね。普通のムスタング用ノブやテレ用ノブにかえるのも考えたのですが、やっぱメモリが付いている方がいいかな? とこちらにして見ました。

 さて、次回最終回。最終秘密兵器登場です! 刮目せよ!